なぜIR部署との連携が必要か
IRサイトはあくまで企業のIR活動の一端を担っているに過ぎません。ユーザーにとっては他のツールやチャネルを含めた全体としてのIR活動が重要なのです。ということは、IRサイトの運用においてもIR担当部署とWebサイト担当との連携が必須となります。
総会で述べるメッセージとIRサイトのメッセージが異なっていたり、郵便物やその他の資料で告知されている内容がWebサイトには未反映だったりと、そんな不手際を繰り返していてはファンの育成どころか企業の信用が失墜してしまいます。そのようなリスクを避けるためには、リソース状況が許されるのであれば、更新頻度が高い情報はIR担当チームでも作業できるように、あらかじめ設計しておくといいでしょう。
企業のIR活動については、業務として他の部署と連携していることが少ない分野ともいえます。もし、あなたが総務や広報の所属でなければ、IR担当部署は普段接点のない部署になるかもしれません。IR担当部署の人も「Webサイトに掲載できるのはアニュアルレポートぐらいだ」と思っているかもしれません。しかし、IR活動の一端としてWebサイトで成果を挙げるにはIR担当部署とWebサイト担当の連携が不可欠です。自社のIR活動の在り方を検証し、Webサイトが何を担うべきかを定めて一歩一歩進めていくといいでしょう。
コンテンツを最大限機能させるために
IRサイトの運用はIR担当部署との密な連携が必要です。Webサイトを活用したコミュニケーションは、当然ですが、インターネットではなくコンテンツ自体が主役です。また、それらコンテンツを誰に、何のために提供するのかという軸がずれてしまうとせっかく掲載したのにかえってIR活動の足をひっぱってしまうことになりかねません。
過去総会・イベントでの配布資料のダウンロードや動画配信といったコンテンツは、準備や加工自体に労力がかかるだけでなく、公開するタイミングやユーザーに告知するタイミングが重要になるものばかりです。コンテンツの公開・更新を投資家に対してタイムリーに告知することが、コンテンツ内容以上に重要になってきます。IRサイトの制作・更新スケジュールを基準にするのではなく、IR活動全体のスケジュールにIRサイト構築・運用のスケジュールを合わせていくことをお勧めします。
効果測定と改善を繰り返す運用・更新体制を確立するには IR担当部署へ寄せられる株主・投資家の声を活かすには |
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