解析した数値結果を確認することが、アクセス解析ではありません。
Webサイトで成果の出る運用を行うためには、成果を出すための仮説が必要であり、その仮説を検証することがアクセス解析なのです。

Webサイト運用の目的である「成果を出す」という基準を持たないまま、アクセス数や、ページビュー数を確認しても、その作業が無駄に終わることが多いです。
なぜなら、単純なアクセス数やページビュー数のみをチェックポイントとして測定しても、Webサイトの成果を測定することができないためです。チェックポイントは、成果を定量化できる項目に設定する必要があります。

ユーザの遷移がシナリオ通りの理想的な動きになっているかを見極めるのも重要ですが、アクセス解析では、想定されないユーザのニーズを発見することも可能です。
Webサイトを訪れたユーザが検索エンジンで検索したキーワードの傾向や、Webサイトのチェックポイントまで遷移したユーザが検索したキーワードなどを分析することで、ユーザの「声なき声」を聞くことができます。